災害後、10年を経て思うこと

ktateno50代男性

震災時居住地:岩手県一関市青葉町

現居住地:東京都西東京市

タグ: 岩手 地震 津波

 当時、岩手県の仮設住宅、みなし住宅で生活を開始される方のため、スターターキットや暖房器具を提供する事業に参加していました。この時のことは、まるで昨日のことのように思い出されます。
 地元の人たちと力を合わせ、被災した方々の役に立てたことは大きな喜びでもありましたし、やりがいもありましたが、大きな教訓も得ました。それは、外部支援者はいつまでも被災地にいることはできない、という当たり前ですが、冷厳な事実です。
 自分もそうでしたが、当時、苦楽を共にした同僚たちのほとんどは、発災から2年を過ぎる頃は誰も東北からいなくなりました。今でも自分は支援団体のスタッフとして働いていますが、外部支援者である以上、自分たちが去ったあと、地元の方々がどうしていくのか、どうなるのか、支援をする中で絶えず考えることが重要だと思っています。
 2013年以降、事業以外で東北に赴く機会はほとんどないのですが、コロナが落ち着いたら、ゆっくりと東北を訪れて、お世話になった方々にご挨拶ができれば、と思っています。