新しい街の風景から

伊藤浩子50代女性

震災時居住地:仙台市

現居住地:仙台市

タグ: 宮城 津波

早くも10年になろうとしている今、「被災地」という言葉から地域という言葉にやっと戻らんとしていると感じます。途方に暮れたあの日から、支え合いながら暮らしを立て直し、新しい地域を創るための時間でした。大きな打撃を受けた街の風景が一変し、この先どうなっていくのか。想像すらできなかった街が息を吹き返している様に、これまでの時間の重さを感じます。

集うことで、語り合い、笑いあい、わかり合い、支え合ってきました。そして生きる支えや楽しみ、やりがいを創る場は、その住民を支えてきました。支え手が住民と一緒に地域づくりを行っているところも多くあります。もう、支え手側とか支えられる側だとか、区別はありません。自分たちの暮らしを一緒に創る仲間なのです。

新型コロナウイルスという見えない災害によって、仲間と集うことも自粛せざるを得なくなり、またもこれまで経験のない生活になっています。地域課題プラス社会課題によって、生活課題や見えにくかった課題が浮上してきています。

これまで培ったつながりを途切れさせないコミュニティづくりに加え、個別課題や社会弱者への支援、これまでの継続した取り組みが逆に取り組みにくさとして見えてきています。

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