復興のゆくえ

40代

震災時居住地:仙台市

現居住地:仙台市

タグ: 宮城

東日本大震災から10年。自分としては「復興はまだ終わっていない」「果たして、復興は成し遂げられたのだろうか」と思っている。

震災の瞬間。生きるのに一生懸命だった数日間。震災から数ヵ月間のボランティア活動やその後の復興支援への関わりを通して、多くの方にお会いし、いろんな所を見てきたこと。これらはいまだに忘れられない記憶として残っていて、今でも時々思い出すことがある。確かに、震災当初とからそれぞれの記憶の場面まで、あるいはその場面から現在までの間に変化したこと、進化したことは数え切れないほどあったと思う。

「復興」に対する考えは人それぞれなので、これらの変化や進化を見て「復興した」と感じる人も多いと思うし、そのこと自体はいいのではと思っている。しかし、「復興したか」と問われて「その方向には進んではいるが、過去形にしてしまっていいのだろうか」と考えてしまう自分、腑に落ちない自分がいるのも事実である。また、「復興が成し遂げられた」状態をまだぼんやりとしかイメージできていないから、こう思うのかもしれない。

「復興」って何だろう…と10年目にあたってあらためて考えつつ、微力ながらもうひと踏ん張り、と思う。