災害と企業文化

50代女性

震災時居住地:福岡県糸島市

現居住地:福岡県糸島市

3.11が起きた時、被災されなかった皆さんはどう過ごされていましたか?

私は遠い安全な地域にいて仕事も育児もある中、最初はせいぜい関東に住む知人を慮る程度でした。

そんな中、Googleが提供した安否確認サービス「パーソンファインダー」を始めとする、各種お助け情報のサイト等が次々に立ち上がり、遠くにいてもできることはある、ITだからこそ効率よく、ITだからこそ私にもできる、との思いで、来る日も来る日も睡眠時間を削って寝る前の数時間を安否情報登録や情報マッチングのボランティアに充て、その達成感で自分の無力感を拭っていました。

Google のパーソンファインダーの3.11秘話は、ネットを探せば出てくると思いますが、震災後すぐにチームが立ち上がり、どんどん改善されていきました。それを利用する登録ボランティアの作業を効率化するための支援サービスも日本ですぐに立ち上がって日々改善されていき、地図サイト等への災害情報プラグイン等の機能強化は学生中心にいろいろ出てきてブラッシュアップされ、その動きは目を見張るものがありました。優れたプラットフォームが提供されれば、どんどん利用され、それほどでもないものは淘汰されていくのだなあと実感したものです。

今、COVID-19でも、あっという間にZOOMが拡散したり、シビックテックのGitHubオープン開発による情報サイトの充実化にも通じるものがあると思います。3.11時のGoogleや、シビックテックに積極的な企業には、そういう文化やシステムや組織体制があるのではないか考えていますが、自社はどうなのでしょう?

「まさかの友が真の友」と同様に、有事の際に動ける企業であるためには日ごろの備えが大切です。社会課題解決無くして企業は存続できないといわれる今、どうすればそういう動きができるのかを改めて考える必要がありそうです。

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