故郷の匂いと音

大林 正英50代男性

震災時居住地:東京都

現居住地:岩手県釜石市

タグ: 岩手

10年前の3月11日、帯状疱疹を罹患した私は自宅ベッドの上で、大震災の映像を炎症に悶えながら見ていました。ウルトラマンやゴジラといった特撮でしか見ることのない、現実とは思えない光景を見続けていました。

被災地に復興支援の考えで赴任してから、はや8年になろうとしています。 あのとき見ていた無音の画面には、3月でも肌寒い日々であったことも、匂いも有りませんでした。

青い海を渡ってくる潮風や、森に流れる川から萌え上がる薫りを嗅いで、 祭の歓声や学校から聞こえて来る子供達の笑い声を胸一杯にいただいて、 ここ釜石は私の故郷になりました。

(写真) ラグビーワールドカップ2019@うのスタ釜石_絆の日_20190925