20代を過ごした時間

30代女性

震災時居住地:岩手県上閉伊郡大槌町

タグ: 岩手

震災当時私は21歳だった。あの日、もし逃げていなかったら私は生きていない。
震災前は目標とか夢とか何も無かった。ただただ友人達と遊ぶのが楽しかった。
しかしあの日、波が町をのみこむ姿を見てもう帰る場所は無いと思った。そんな中、小さな事がきっかけでNPOに所属して、町民の心身のケアにあたった。町民の悲しみや辛さが痛いほど分かった。だから沢山の人を笑顔にしたいと思い活動し続けてきた。そして、活動しながらも2人の子どもに恵まれた。出産してからは、育児と仕事の両立に必死だったため、自分自身がどのように20代を過ごしてきたのかの記憶があまりない。今思うと楽しいことは何も出来なかったなと思う。ただ、一つ言えるのは2人の子どもには同じような想いをして欲しくないし、子ども達が帰ってこられる場所を作ってあげたい。だから私はこれからもできることをやり続けたいと思う。

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