あれから10年、日本はどこまで変わっただろう。
私たちはどのように変わっただろう。
あの日、東京でも大規模な停電が起こり、帰宅困難者が大量に発生しました。
私も、たまたま東京で遊んでいた当時未成年の弟と友人を保護し、一夜を明かせる場所を探して都内を歩きました。
そんな中で、なんとかたどり着けたカラオケボックス。
その夜は不安で眠れませんでした。
それでも朝5時に「閉店です」とコールがかかり、また、電車が復旧するまでの居場所を探さなければならなかった、そんな時に、あるファストフード店が休憩場所とコーヒーを提供してくれました。
人の心の温かさに触れた気がしました。
被害は東北ほどではないけれど、東京で起きたあの日の事、今でも鮮明に覚えています。
その後も、日本は何度も大規模な災害を経験しました。
「今の日本は何を目指しているのか」と思うことはあります。
けれども「人の心の温かさ」はまだ残っていると信じています。
頑張ろう、私たち。
より良い明日を目指して。