私は震災後にUターンで地元に戻って来ました。
家族は無事でしたが家が全壊、私のふるさとは一瞬で変わってしまいました。
今でもふとしたときに涙が出てくることがあります。
支援者でもあった私はできるかぎりの支援活動をひたすらにやってきましたが、心身共に疲れてしまったときも何度かあり、周りの人に迷惑をかけたこともありました。そんなときに支えてくれた全国から来て下さった仲間たちやボランティアのみなさん、地域の方々。みなさんのおかげで今の自分があり、また今の仕事を誇りを持ってすることができています。
また子どもの居場所づくり活動に参加していた子ども達も大きくなりました。当時1歳だった子は小学5年生ですし、今年成人式を迎えた子もいます。「子ども達のために」としてきた活動ではありましたが、私は子ども達の笑顔に元気をもらっていました。何度子どもたちの笑顔に救われたことか。本当にありがとうね。
震災から10年が経ちました。
またみなさんとお会いし、思い出を語り合ったり、お礼を言いたいです。