花火のチカラ!それぞれの想いを大切に、同じ空を見上げて・・・。

中野 圭(中野えびす丸)30代男性

震災時居住地:東京都

現居住地:岩手県大船渡市

タグ: 岩手 津波

2011年8月11日から、地元の花火大会を実施してきた。当時は、楽しいことなんか何もなかった。東北はもちろんだが、全国でも様々なイベントが自粛。幼いころ、夏になると花火が上がるのが当たり前で、その当たり前すらなくなったら、いまの子ども達が可哀相だと思った。2011年4月そう思いながら動き始めたら、同じように思う人たちがいて「10年やる!」と決めてスタートした。昨年はコロナ禍で開催を迷ったが、越喜来への想い、岩手への想いをSNSで投稿してくれたり、オンライン配信で楽しんでくれた人が大勢いて、泣きそうになった。花火があがるとみんな空を見上げる。見ている人たちの想いはそれぞれで、亡くなった家族を想ったり、鎮魂を願ったり、綺麗だな~と思ったり。でも、みんな見ている方向は同じで、みんなで見上げる。花火が何かを話すわけではないけど、花火から伝わってくるメッセージがそれぞれの心にうまれる。それが花火のチカラだと思う。
3.11というその日に、震災に関して考えるというのはまだできない。当時の津波の映像を見ると不快な気持ちになる。その日に向き合うというより、日常でいたいと思っている。今年もただの一日を。

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