今も様々な困難を抱える子ども達に、馬の力を届けたい

黍原 豊40代男性

震災時居住地:岩手県岩手郡葛巻町

現居住地:岩手県釜石市

タグ: 岩手 地震 津波

2014年春、仮設住宅に初めて馬を連れて行った時のこと。
子ども達は、馬と出会って10分も経たないうちに、とても良い表情に変わり、乗馬をしたり、馬と一緒に歩いたりしていました。子ども達は心と体が自然と解放されていきました。

2021年の今、その仮設住宅は、すでにありません。

しかし、岩手県教育委員会の調査では、沿岸市町村の小中高校生の約8人に1人の割合で、何らかのトラウマ反応があると報告があります。
震災から10年を経て、震災を直接経験していない小学生もでてきました。震災後の環境の変化による親のストレスが子どもに影響したり、地域の支え合いの力が低下したり、様々な要因が絡み合って、問題が顕在化しています。
ハードは復興しましたが、心の復興は途上です。

私は、2015年に築95年の古民家を拠点に三陸駒舎を設立し、毎月延200名の子どもに心とからだを元気にするホースセラピーの活動を続けています。震災で母親を亡くしたり、学校への行き渋りがあったりと、様々な困難を抱える子どもも来ています。
これからも地域の未来を担う子ども達に向けて、
馬の力を届け、子ども達の生き抜く力を育んでいきます。