牛の歩みのようにゆっくり着実に

Katie20代女性

震災時居住地: 福島県双葉郡大熊町

タグ: 福島 原発事故

2011年、私は大学に入学する直前の18歳でした。発災直前に購入した新生活の家財道具一式は結局使わないまま、避難区域にあった家とともに最近処分されました。
10年という歳月は短いのか長いのか、よくわかりません。ただこの10年に良くも悪くも色んなことがあったのは間違いありません。一番嬉しかったことは、結婚したこと。放射能を理由にフラれたこともありましたが、今は最高の伴侶と幸せな生活ができています。
一番悔しいことは日本の原発に対する姿勢が変わっていないこと。未だにあの事故の意味はなんだったのか、考えてしまうことがあります。
震災は人生において「ただのひとつの点」でありながら、今後の生活にもずっと「面」で、大きな影響を及ぼして行くんだろうと思います。昔はその影響にひたすら泣いて怒ってばかりでした。今の私は未来のためにも日々の生活を編んでいくことに集中したいと思っています。
当時を耐え忍んだ、そしていまも乗り越えようと頑張っている人たちにエールと祈りを。今日も生きていてくれて、ありがとう。

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