あれから十年 一言で言うには重すぎる

あんなにも長い揺れとガラスの欠ける音の中で押入れに上半身をつっ込み子らへ安否を問うメールをしてた。今思うと何と無駄な行為をしていた事か。
緊急避難されてきた方達のようにバス移動や水害に遭ったわけではなかったが結果として避難者の仲間入りをする事になって十年必死の思いで過ごした。
皆さんの体験を聞く度に驚きと怖さを感じ避難袋にいろいろつめたが何か足りない、何か多すぎる。人の意見を参考に又袋を整え直さねばと思うこの頃です。
東京都や赤十字社その他多くの団体様の援助団体の皆様の協力や優しさに唯々感謝です。
社会福祉協議会の存在は知りつつもその活動は知らずでしたが今回の避難で再認識致し感謝です。
〝災害は忘れた頃にやってくる〟この言葉を忘れないように。と思います。
思えば小学校の卒業式、中学入学式の感激を味わえぬまゝの孫はそれなりの痛手を胸に、芸能に心身を費やし中高時代を駆け抜け、成人式を迎えたのは二年前。
震災の事は何も語らず、聞けず、の十年でしたが少しでも災い転じて福と成し得たのなら幸いと思います。

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