まずは我が子に伝えていく

30代女性

震災時居住地:東京都

現居住地:岩手県花巻市

タグ: 岩手

あの日、東京で体験した地震。揺れも大きく、会社のビルの壁にもヒビが入っていました。これは関東が震源だぞ…と思っていた矢先、職場のラジオから流れてきたのは「東 北」「岩 手」の言葉。愕然としました。スーパーやコンビニから食べるものがなくなり、ガソリンスタンドに入る車で渋滞が出来ていました。「どうして東京なのにこんなことになっているの?」と怒りに近い感情になったことを覚えています。その後、ご縁があって岩手へUターンすることが出来、今でも沿岸に関わる仕事をしています。
この10年で結婚出産し、子どもは4歳になりました。出来るだけ沿岸に足を運び、3月11日にはテレビを見ながら説明するようにしています。住んでいる内陸では津波の心配はありませんが、いつどこで災害が起きるかわかりません。将来、息子が住んでいるまちで災害が起こったときに、自分の身を守り、大切な人を守り、優しく出来る人であって欲しい。でもまだ4歳。あの日のことを十分に理解することは難しいかもしれません。あの日を岩手で経験していない私が、伝えられるだろうか…という思いはありますが、この10年で出来た人とのつながりを大切に、これからも過ごしていきたいです。