広域避難者支援に関わって

2011年3月、被災地から神奈川県に避難したきた方の避難所ができ、そこでのボランティアが支援活動の始まりでした。まだ、広域避難という言葉もなく、被災地のあまりに過酷な状況に、神奈川からもボランティアバスを出すことになり、多くの仲間たちが東北へ駆け付けていきました。

しかし、初めに避難所に関わって以来、避難所が閉所となってからもずっと、神奈川に避難してきた方たちがどうしているのかが気がかりでした。いったいどれくらいの人が避難してきているのか、接点も少なく、アプローチも難しい。何が必要か、何ができるのか。この人たちの声こそ聞かなければならないという思いが、強くありました。

右も左もわからないまま走り出して10年。この時間の中で出会い、関わった方たちの顔を思い浮かべることができます。「自分がなぜここにいるのかわからない」と話した人。「これからどうしよう」と話し合った人。元気にしているかな。時には悲しいお別れもありました。何もできなかったなという思いも強くあるけれど、これからも一緒に歩いていけるような関係でありたいと思っています。