3・11は、私の人生を変えた出来事だった。
3・11は、当時大学一年生だった私に、
「これまでの日本は間違っていたのではないか」と問うた。
老若男女、一人一人が、社会の出来事を自分ごととして考え、話し合い、行動する必要があるはずだ。
学生時代、そんな思いを抱き、さまざまな試行錯誤をした。
大学構内に期日前投票所を設置する活動をしたり、大学の学食で気軽にニュースを語り合う場づくりなどを行った。
そんな私は、今、東京で教員をやっている。
子供たちと向き合う中、3・11からの学びをどれだけ生かせているだろう。
10年という節目、コロナ禍という国難が再び日本を襲っている。一人一人にできること、といえばありきたりだが、3・11を忘れない思いを、行動で示していきたいと改めて思う。