災害はどこか身近ではなかった。
自分ごとではなかった。
未曾有の震災で、毎日報道を見るたびに辛い気持ちになった。
人の優しさと、嫌な部分を同時に見続けてきた。
人のために行動する人、自分のためだけに行動する人、両方を見た。
自分があって、初めて人を救うことができる。
それは、わかっていても、自分のために行動する人を受け入れられずにいた。
あれから10年。
災害に備えるということ。
自助力を高めること。共助と互助について考え続けている。
人と繋がりすぎることは少し苦手だけど、万一の時には、助け合える関係作りを意識している。
災害ボランティアセンターの活動にも参加するようになった。
そして、災害時に備える為に地域で何ができるか、必要なことは何かを、仕事としても行っている。
災害は避けられない。
だけど、3・11から学んだことを忘れずに減災を、少しでも多くの減災ができるようにこれからも取り組んでいきたい。