出会いに感謝

はらだまり50代女性

震災時居住地:東京都

現居住地:東京都

 こころの専門家として阪神淡路大震災の直後に伺ったのは26年前です。その頃よりはトラウマ、PTSD、心のケアなどという言葉は一般的になってきましたが、それでもまだこころのことはなんとなく口にしにくいというイメージがあるように思います。しかし、私たちは誰でも、こころが傷つくとバランスが崩れてしまうのです。
 10年、というと、一区切りというイメージがあります。よく「まだそんなこと言ってるの?」「早く忘れなさいよ」という言葉を聞きますが、こころには時間は関係ありません。愛する人や愛する故郷を失ったり、それまでの生活を失った深い悲しみや絶望感、怒りなどの気持ちは、時間が経っても消えることはないのです。でもその気持ちの回復は早くなっているのではないでしょうか?私はこの10年で被災された方、支援される方々とのたくさんの出会いがありました。この歳になっての出会いというのはとても貴重なうえに、10年のうちには何かあった時に寄り添える関係、チーム東日本?!のような関係を築くことができました。会いたいなぁと想うそれぞれの存在が、お互いを支え合い、私自身のこころの支えになっています。