「避難者孤立化防止事業に携わって」

妻屋良男

私は西東京市社会福祉協議会で相談支援の業務に携わってきました。避難者孤立化防止事業にかかわるようになったのは平成28年頃からでした。ちょうど被災者支援の側面から地域社会への移行支援に移り出すタイミングだったと覚えています。その様な中、避難者と地域をつないだ取り組みが「みちのくまほろば会」の活動です。
「みちのくまほろば会」は避難者の当事者団体として立ち上がりましたが、避難者の帰還や移住、高齢化にともない、担い手不足におちいりました。しかし、地域の様々な団体や個人とつながることにより、活動を継続してきました。現在も地域の活動拠点を利用し、お話をしながら手仕事を行い、その作品を展示即売しながら東日本大震災を忘れないように働きかけています。
「みちのくまほろば会」において、避難者同士が集まるとふるさとの話に花が咲いたり、避難者と地域住民とが分け隔てなく手仕事の活動をしている様子を見ると、震災後に強調された「絆」や「つながり」は、「みちのくまほろば会」の活動をとおして受け継がれていると強く感じています。

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