社会人になる前のこと

遠藤いずみ30代女性

震災時居住地:群馬県

現居住地:埼玉県

タグ: 福島 地震

当時、就職を控えての引越し真っ最中だった。
友達の車に乗って、ラジオ越しに、DJとリスナーのやり取り。繰り返される、「大丈夫ですか?落ち着いてください」
そこからの速報。
福島の実家には繋がらない電話。

でも、きっと大丈夫と楽観視していた。
…でも、そうじゃなかった。
身近なみんなは無事だったけど、とても大きな傷跡も残した。

震災を理由に手放さざるをえなかった実家の車は、まだ購入できていない。
たくさんのものが壊れた。
震災当時、福島からは離れてたけど、それでも差別はあった。
福島にいた人は、きっと…もっと大変だった。
ニュースでもやっていたけど、しんどかったはず。
自分のことばかり考える人と、周りのことも考えられる人がいた。
自分が大変でも、相手のことを思いやって行動できる人がいた。思い出すと、涙が出てくる。

あれから10年。
1人でできることは限られているけど。
今の私は、学生ではない。
仕事があるし、助け合える仲間がいる。
災害に備えることも、防災について学ぶことも、それを周りの人に伝えることもできる。
この大きな出来事を風化させることの無いよう、
できることを取り組んでいきたい。