これから先は~いつかの私へ~

黄泉 岳(よもつ がく)10代男性

震災時居住地:大田区北千束

現居住地:大田区北千束

私はそのとき、小学2年生になろうとしていました。おかしい感覚を覚えたのは、午後の居残り中のときでした。校舎の少し軋みから大きな揺れに変わったあのまさに天変地異という感覚は、今でもよく覚えています。ずいぶんたってから母親に回収され、家に戻りました。帰って母親がすぐ付けた家のテレビにあったのは、全体的に薄茶色い地面を映した画面と、ヘリコプターの音に混じるレポーターの少し焦ったような声でした。
今、高校2年生が終わる私が感じているのは、「悔しさ」です。あの日、身近な迫る本物の死の恐怖を感じながら寝たあの夜の記憶は、とうに薄れてしまいました。そんな、人間の「慣れ」を感じたときに、自身に対する悔しさと呆れを感じずにはいられません。10年前に何回も何回も言われたことを、今を生きている私たちはもう一度再確認するときだと思います。歴史や被害はどうやっても変えられません。ですが、まず自身が変わっていけば、それは大きな未来の推進力にきっとつながるはずだと信じています。これで今回の投稿とさせていただきます。
追記:これを書いた約1ヶ月後に福島県沖及びその周辺で大きな地震が発生しました。亡くなった方全てのご冥福をお祈り致します。

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